9か月の息子と育児の切なさ
息子が9ヶ月になったのを機にブログをはじめてみた。
その場で思ったこと、起きたことを記録するにはツイッターが良いのだけれど、昔のつぶやきがはるか過去に流れ去ってしまって見つけるのが大変(というか何をつぶやいたのかすっかり忘れてる)後で振り返られるようなまとまった文章を記録してみたくなった。続くかわからないけど時間あるときに書けたらいいな
9か月の息子は、つかまり立ちブームでなんにでも掴まって立とうとする。ローテーブル、テレビ台、プーメリー、ソファーの背もたれ、ベビーバス、そして人
「うああーーー!!」と気合を入れて足をプルプルさせながら立っている姿を見ると、本当に数か月前まで1日中あおむけでジタバタしてたんだっけ??と不思議な気持ちになる
誰かに習った訳でもないのにどんどんできることが増えていって本当にすごい
産休に入る前に会社のおっさんが、「子育てって人類の進化を目の前で見られるすごく貴重な経験だったよ」って言ってたけどまさにそんな感じだ
そして古いものをどんどん新陳代謝して新しい方新しい方に進んでいく
今の息子をぎゅっと抱きしめると汗ばんだ体からほんのりいいにおいがしてとっても可愛い
抱きしめると私のお腹を器用によじ登って、顔をぺちぺち叩いてきたり叩かなかったり
手は白くぷくぷくで、遠くから目が合うとにこーーっと笑う
プレイマットの端っこをはがしてなめるのが大好きで、1日に何度も親に阻止されている
QUEENの WE WILL ROCK YOUが相変わらず好きで、私が手拍子足踏み付きで踊るとバウンサーの上でにこにこ笑う
高い高いをするときゃーきゃー笑うし、パパが開発する新しい遊びは大体大うけ
大嫌いだったベビーカーも克服して、外をきょろきょろ見ながらお散歩できるようになった
今はこんな感じだけど、今この瞬間の息子もまたどんどん過去になるのがちょっぴり、いやかなり切ない
首がグラグラで抱っこするたびにハラハラしたこと、ゲップが下手でミルクをしょっちゅう吐いていたこと、生後1か月まで目やにが止まらなかったこと、新生児湿疹が出てたこと、いつも甘いミルクのにおいがしてたこと、固く握った手のひらをほどくとほこりを握りしめていたこと、そしてその手のひらからは汗のにおいがしていたこと
もう思い出そうとしないと思い出せないし、たぶん忘れてしまっていることも多々ある
そして何より切ないなと思うのは、息子との大切な日々を親は覚えているのに息子は3歳まで記憶が全くないことだ
些細な出来事も忘れたくないと願いこどもに一喜一憂する親と、すさまじいスピードで成長を遂げ過去の日々を忘却するこども
ある意味育児は永遠の片思いなのかもしれない
だからこそ、私が息子の分までちゃんと覚えていてあげたいな
この二度と帰ってこない大切な日々を